📖 第2話

そなえじぃの口ぐせ

そなえじぃには、口ぐせがある。

朝、キッチンで食料棚を整理しながら——

「古いものから使って、新しいものを後ろに。ローリングストックじゃ。備えは愛じゃ!

ひなたちゃんは床に座って、半目で眺めていた。

……また言ってる。

キッチンで棚を整理するそなえじぃ。横でひなたちゃんが呆れ顔で見ている
🖼️ キッチンでローリングストック。ひなたちゃんは呆れ顔。

昼になると、今度はリビングで防災グッズのカタログを広げ——

「モバイルバッテリーは常にフル充電が鉄則じゃ。備えは愛じゃ!!

ソファの背もたれの上からひなたちゃんは、しっぽをぱたりと落とした。

……またぁ。

一日に何度聞いただろう。ひなたちゃんは静かにあくびをした。

夜のリビング、TVの前でそなえじぃとひなたちゃんが並んで座っている
🖼️ 夜、テレビの前で並ぶふたり。表情はいつもと違う。

夜、テレビから硬い声が流れてきた。

「各地で大雨の被害が続いています。避難指示が……」

そなえじぃはテレビを見つめたまま、静かに言った。

「……備えは愛、じゃろ?」

今度は、口ぐせじゃなかった。

ひなたちゃんはそっと立ち上がり、そなえじぃの隣に体をくっつけた。

温かかった。

ひなたちゃんがそなえじぃにそっと寄り添っている。夜の静かなリビング
🖼️ 夜の静かなリビング。ひなたちゃんがそっと寄り添う。

「……たしかに」

ふたりはしばらく、並んで画面を見ていた。

ローリングストックに向いているのは、おいしくて日持ちする非常食。

「非常食っぽくない」ものほど、日常使いしやすくておすすめです。

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